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2016.12.29

今日から冬休み

ということで、やっと年賀状を作った。次はリスト作り。けっこうこれが時間かかる。多くの人はPCで管理しているのだろうが、そしてこれも印刷してしまえば楽なのだろうが、ちょっとそうなるとなんのための年賀状なのかわからなくなる気がして、毎年リストアップする。まあ年内には出せるだろう。40年以上ぶりに『吾輩は猫である』(夏目漱石)を買って読んだ。名作の代名詞のように言われるこの本だが、改めて読んでみると、何がいいのかよくわからない。でも裸の王様のように誰も悪くは言わないのだが。まず、ストーリーがない。登場人物がめんどくさい。会話がうざい。苦沙弥先生と変な仲間の日常がだらだらと書かれている。たぶん今誰かがこれを書いても、まず出版社は本にしてくれないと思う。ではなぜ受けたのか…おそらく、当時文学界にここまでふざけた文章がなくて新鮮だったのと、猫だからこそ描ける人間の愚かさが新鮮だったのと、ときどきキラリと光る鋭い風刺があることがやっぱり新鮮だったのではなかろうかと思う。「大和魂」の詩なんぞは本当に秀逸である。昭和19年に書いてたら、きっと特高に逮捕されてたろうなと思う。あと感じるのは漱石の知識の広く豊富なこと。全編あふれんばかりに、いやむしろあふれて知識の洪水といったところか。なぜ子供の頃にこれを読んでおもしろいと思ったのか、ちょっと謎だが、自分の人格形成にけっこう大きな影響を与えた気はする。

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